乾式は原発停止こそ前提。止めねば危険が高止まり

8月22日の原子力規制委員会で、四電の乾式貯蔵施設新設に関する設置変更許可査を審査したことが報じられた。(左は、愛媛新聞2019/8/23の一部、YouTubeに公開された山中委員及び、四電担当者らの部分画像によるコラージュ)
規制委員会は、四電の主張を認め乾式貯蔵に伴うキャスク(金属製容器)と建屋を一体として安全性を確認することを決めたとされ、建屋に絡んだ両者のズレは収束するようだ。

しかし、乾式貯蔵問題で重要なことは、長期にわたって伊方に使用済み燃料がとどめ置かれる心配とともに、原発の危険性が常に最大で高止まりするという問題だ。原発を止めないかぎり、使用済み燃料プールが次々と熱い使用済み燃料で満たされて、燃料溶融事故の危険を最大のまま高止まりさせる。この問題を軽視してならないことは、福島原発事故が示していることを繰り返し指摘しなくてはならない。