伊方町のエアドームは普通の電源で?

10月12日の避難訓練で、四国電力が「クリーンエアドーム」を公開した。説明掲示によれば、「粒子状の放射能を99%以上除去」するフィルターを備え、伊方町に3箇所配置し、600人を収容できるという。約1時間で膨らませるとのこと。外に出てみると大きなエアポンプがうなりをあげている。電源をどうしているのかが気になった。

(写真上は3連式のクリーンエアドーム。写真中はドームの中。写真下はエアポンプの入った建屋。撮影和田宰、小島建三)

愛媛民報社の小島記者が四電の説明者に尋ねてみた。電源は一般の原電を使用しているとのこと。電柱経由で届く電力だ。そうすると、巨大地震で電源を喪失するとエアドームは膨らまない。その場合はと問うと、電源車が来るから心配ないとのこと。巨大地震で道路が使えない事も十分ありうる。十分確実な対策とはいえないことが明らかだ。(下段写真は、三崎港での和田宰、撮影小島建三)